銀座の弁護士日誌

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zoom RSS 小沢一郎と検察庁

<<   作成日時 : 2009/03/09 18:11   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

小沢一郎の公設第1秘書が逮捕されました。被疑事実は,政治資金規正法違反です。通常,この程度の犯罪では,逮捕・捜索などの強制処分はせずに,任意の捜査で終わるか,あるいは,行政的に修正申告をさせて終わらせます。
ところが,検察庁は,逮捕まで,踏み切りました。当然,小沢一郎は,国策捜査だ,と反撥します。
田中角栄がロッキード事件で逮捕されたのは,私が,学生の頃です。まだ,法律の勉強をはじめる前で,単純に,特捜検事はかっこいいな,と思っていました。
しかし,法律の勉強をはじめると,ロッキード事件の捜査,公判は,おかしいところだらけだと分ります。どうして,そんなにおかしな捜査・公判をするのかと考えると,政治的な思惑だとしか考えられません。政治的な思惑によって,捜査をすることを国策捜査といいます。
その後も,特捜部(東京地方検察庁特捜部)は,田中派を徹底的に叩きます。竹下首相のリクルート事件や金丸副総裁の脱税事件などです。小渕派に代っても,村岡官房長官を政治資金規正法で起訴し,有罪にします。
いずれの事件も,いわゆる無理筋の事件です。無理筋の事件とは,起訴すれば,有罪は間違いないが,通常は起訴しない事件です。たとえば,高校生にタバコを売った人を起訴するようなもので,犯罪であるのは間違いないが,起訴して,公判を開き,判決をもらうような事件ではないのに,わざわざ起訴する事件が無理筋の事件です。
憲法では,三権分立を定めています。三権分立とは,肥大になりすぎた国家権力を抑制するために,立法と司法を国家権力から分立し,残った国家権力である行政の横暴を防ぐ制度です。ところが,特捜部の国策捜査は,どう考えても,行政の横暴・独断です。本来であれば,行政を監視するマスコミが,異議を唱えるべきですが,記者クラブ制度の下,行政の広報機関に堕しているマスコミは,検察庁のリーク情報を垂れ流し,検察庁を応援するばかりで,反対意見をほとんど公表しません。
私自身は,小沢一郎という政治家は,自民党以上に旧態依然とした金権政治家だと思っていますので,擁護する気持ちはありませんが,それにしても,検察庁のやり方は,おかしいと思っています。
マスコミは,検察庁のリークをもとに,今後,収賄罪なども立件されるような報道をしています。しかし,収賄罪が本命の捜査であるなら,今回の政治資金規正法による逮捕は,明白な別件逮捕です。別件逮捕を批判せずに,検察庁のリークの尻馬に乗るようでは,マスコミはいりません。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほどおっしゃる通りですね。
そこで、気持玉押したのですが、実行できませんでしたので、コメントしました。
大地
2009/03/18 20:57

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